リーマンショックが起こった時期ぐらいからでしょうか転職活動において、
MBAなどの資格が効果を発揮しないと感じるようになりました。
その傾向が、特にここ数年強まってきており、
企業に人材を紹介するに際しても資格の有無を伝えることは
ほぼなくなったと言えます。
今求められるのは、何ができるのか、どんなスキル経験を積んできたのか、
そして、どんな結果を出してきたのか。
自分の市場価値を上げるためには、MBAなどの資格を取ることが
近道という考え方が、確かにかつてはありましたし、
私が人材業界にかかわるようになった20年ほど前は、
かなりの効果を発揮していたと思います。
しかし、世の中のニーズが多様化し、変化のスピードが上がる中では、
具体的な貢献が求められるようになり、結果として、資格だけでは、
評価されない時代になってきたのでしょう。
では、このような時代において、キャリアアップをしてくために
何をしていくべきなのか。
多くの方が悩みながらキャリアを積んでいることと思います。
私は、このような時代におけるキャリアアップに必要なものは
シンプルだと思っています。
それは、
「自分が本来持っている個性(強み)を引き出すこと。」
自分の個性こそが最大の差別化要因であり、
自分にしかできない仕事を見出す鍵になります。
自分の関心のあることや、人から不思議と評価されること、
ついつい没頭してしまうこと、
自分の個性を見出していくためのヒントは、気を付ければ、
色んなところにあります。
自分がもっている大いなる可能性に気づき、個性の発掘を意識し、
個性を磨き、自分にしか出来ない仕事を見出していくこと、
これこそ、今の時代のキャリアアップに本当に必要なものなのでしょう。
投稿日時: 2018年10月15日 3:51 PM トラックバックURL