キャリトレメンバー 酒井いつよしさんが主催の、ホットなコミュニティ!
日本酒を飲む会 「東京吟醸倶楽部」
非売品の代物を目の前にしたとき、人は虚勢がなくなり、謙虚で素直にさせられます!
「日本酒」という本物の作品をきっかけに集まるこの会。志の高いメンバーが、心から裸になり、馬鹿になれちゃう、そんなアットホームな交流が繰り広げられ、熱いコミュニティです!
2009年3月始動
アップル・フレーバー
本当にすばらしい日本酒を飲んでみてください。
グラスに注がれる瞬間、フルーティな風があなたの前をかすめていきます。
口元に引き寄せて、すっと一口。その瞬間、今本当に飲んだのかと思うはずです。
何もなかったかのように、まるで手品のように、それは消えてしまうのです。
そして驚く暇もなく、あたりは豊潤なリンゴの香りに包まれ、きっとしばらく動けないあなたがそこにいるはずです。
香りの秘密
吟醸酒用のお米は、50%以上カットされた、とても贅沢な原料です。
それじゃ、栄養がなくなってしまうのでは、と思われるかもしれません。
実はここに日本酒がおいしくなる秘密が隠されているのです。
お米の外側にあるタンパク質は、味の邪魔になるため全て取り除き、中心部分にあるデンプン質だけ残します。
麹菌を繁殖させ、酵母を使って発酵させるのですが、ここで奇跡が起こるのです。 酵母は、お米の栄養分を発酵させてアルコールにするのですが、栄養分であるタンパク質がほとんどないため、なんと自ら栄養素を作りだし、足りない分を補おうとするのです。このとき、酵母が栄養素と一緒に香り成分を放出します。
この香り成分が、なんと、リンゴの香りと同じ成分なのです!
季節と共に生きる
様々な食べ物の季節感が失われていく中、日本酒はそのデリケートさから、今も季節とともに生きています。
長い冬のあいだ、多くの蔵人たちが、最高責任者たる杜氏の指示のもと、丹精込めて、造り上げていきます。湿度や温度、わずかな違いが味や香りを大きく左右するため、決して気を抜くことはできません。
そして春、2月。秋11月から始まった酒造りは一段落し、ようやくその美しい姿を私たちに見せてくれるのです。
130人以上のアーティスト
この会では、全国130ヶ所以上の蔵元から毎回、様々な日本酒をご用意します。
同じ吟醸酒であってもこんなにも味が違うのかと、毎回驚かれるはずです。
蔵元が違えば、杜氏さんも違います。杜氏さんが違えば、お酒の味はまるで違うのです。たとえ、同じお米と水を使っていても。それは同じ風景を違うアーティストが描いた時のように。
豊かな時間
日本酒の奥深さを、そのおいしさを、言葉だけでお伝えすることはできません。
ぜひ、あなたに来て頂いて、一口だけ試してほしいのです。今までのイメージが吹き飛んで、味わいの深さ、その豊潤な香りとともに、心穏やかな時間を過ごせることをお約束します。
そして、もし私の説明のとおりだったのなら、お願いです。そのことをあなたの親しい人たちに伝えてほしいのです。
すばらしい日本酒たちが作り出す、とても豊かな時間を味わって頂くために。
ご注意
あなたがお誘い頂くときに、ただ1点お願いごとがあるのです。
量を飲みたい方には、この会は不向きな会合だということです。
一人多くても4杯か5杯ほど。それぐらいだと思います。量ではなく、奥深さを味わってほしいのです。
投稿日時: 2009年7月13日 7:58 PM