第8回となる今回の「門田の部屋」は、案内人である門田さん自身が講師となり
「モチベーション容器を満たす方法!」というテーマで開催されました。
人情派熱血営業マンである門田さんと参加者で、ちゃぶ台を囲み、大変アットホームな雰囲気が印象的だった今回の門田の部屋。
困難な環境で営業売上達成をしてきたエピソードや新人育成で結果を出してきたノウハウ、熱い思いを2時間にわたってお聞きすることができました。
門田さんの、どんなことがあっても諦めない精神力と、その裏にある「達成するための戦略的な実行計画」についてお話をお伺いし、目標達成のためのセルフマネジメントや、ただ情熱を持つだけでなく、それを結果に繋げるための「頭の使い方」を学ばせてもらいました。
最初は情熱を持って取り組んでいることでも、結果に繋がらないとモチベーションは下がってしまいます。
そういう意味でも、「結果に繋がる」「結果が出る」というのは、モチベーションを維持するために、とても大切なことであると同時に、「結果が出るような仕掛け」を自分の中で常に持っておくことが、モチベーション容器を満たすための、一つのコツなのだということが、とてもよくわかりました。
講義はワークも取り入れられており、参加者同士がコミュニケーションをとれる工夫も。
いろいろとワークを行いましたが、特に印象に残っているワークは以下2つです。
1.「自分を一文字で現す」
2.「社長大変ですゲーム」
この2つのゲームはとても楽しく、そして深いワークでした。
まず、自分を漢字一文字で現すワークです。
参加者からは
「器」「勇」「斜」「喜」
など、個性的な漢字が発表されました。
その漢字を描いた背景や理由を聞いてみると、「その人らしさ」を短時間で感じることができ、参加者同士の距離がとても縮まるワークだったと思います。
皆さんも、自分を漢字一文字で現すとどうなるか?を考えてみると面白いと思います。
これは、自己紹介のネタにもなりますね。
さて次は、「社長大変ですゲーム」です。
これは、やってみるとわかりますが、本当に難しいワークです。
しかし、「固定概念をとりはらう」「弱みを強みに変える」という訓練ができる、とても活用範囲の広いゲームだと感じました。
肝心のゲームの内容ですが、ルールは簡単です。
グループ(数人)の中で、ある一人を社長に任命します。
そして他のグループメンバーは、部下となります。
社長は、自分がどの業界の会社社長になるかを決めます。
その準備が完了したら、部下役が社長に対して
「社長大変です!○○○○が発生し、大変な事になりました」
と発言します。
社長役は、返答の第一声として必ず次のように発言しなければなりません。
その言葉は、
「そうか、それはちょうど良かった」
です。
必ずその言葉を発し、その後に理由を述べます。
何が起こったとしても、必ずそれを「ちょうど良かった」事にしなければならないので、社長役は正直とても大変です。
しかし、知らず知らずの間に自分の中に作っていた「思い込み」や、「そんなこと無理だよ」というあきらめる気持ちを解放してくれるので、良い頭の体操になります。
そんなワークを取り入れながら、門田さんが熱く語る時間は続きます。
門田さんの言葉の中で、特に印象的だったのは
「欠点とは、ただ苦手なだけ」
「足りないものを見ると、もっと欲しくなる。今あるものを見て、満足するほうが大事」
「自分が満たされている所を、自分で認識する」
という言葉です。
モチベーションが下がる時というのは、実は「無い物ねだり」をしていたり、「他と比較して、欠点ばかりに目がいっている」時が多いのではないかと感じます。
もちろん大変な事はたくさんあると思いますが、そんな中でも「自分が恵まれていること」や「自分を卑下しすぎないこと」「相手の足りない所ばかりに目を向けない」という事が、とても大切になってくるような気がします。
そうすることで、どんどんモチベーションの容器が満たされていくのだと思います。
最後に、門田さんからとても心に残る動画を紹介していただきました。
「人であふれた駐車場」という動画です。
とても心温まるお話ですので、是非お時間がある時にでも、ご覧ください。
P.S.
美味しそうにおにぎりを食べる門田さん(笑)
この笑顔で、日本のお米を世界に広げる「切り込み隊長」に任命されていました。
というわけで、次回は「農業」をテーマにした門田の部屋になる予定です。
(Written by mizuno)
投稿日時: 2009年9月1日 3:33 PM