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五感の宿過去記事
【開催報告】五感の宿 第3回 人に「伝わるもの」

第3回は、参加者をWEB上で募るのではなく、個別にお声掛けさせていただいての開催といたしました。自由人の参加率高し!というか、自由人の方を中心にお誘いしたのです…5名中3名が、自由人要素の多い方でした。今回は、YouTubeの映像を鑑賞。

内容は英国のオペラ歌手、ポール・ポッツさんのドキュメント、その抜粋版です。

しがない(失礼!)携帯電話販売員だった彼が世界ツアーをするほどになるまでの、その道のりはスパイスのように彼の歌をより一層魅力的なものとしているように思えました。人生そして人柄があの声をつくっているのかな。
オペラに詳しかろうとなかろうと理屈でなく、その声からは確かに伝わってくるものがありました。

彼は小さなころからいじめられっ子。引っ込み思案だった彼が
“好きだから”―
ただそれだけでずっとコツコツ続けてきたオペラ。
職業にするのは、ハナからあきらめていたようですが
スーパーマーケットで一生懸命働きながら歌の練習を続けるも、それさえも諦めなくてはならない状況に。
しかしそれから数年間、離れていた間も、彼の無意識下ではオペラへの情熱は醒めていなかった!
詳細はここでは控えさせていただきます。

自分も含めて、好きなこと、ワクワクすることを諦めてしまう
またはそうせざるを得ない方も多くいらっしゃると思います。
それに蓋をして完全に忘れたフリ(?)をして、バッサリ切ってしまったり…

彼は表向き=意識下では諦めているのですが
厳しい状況でも自分に正直であり、自分の中の火を消さなかった。
真のワクワクって、本当は誰の中にもあって、燃え続けているのかもしれません。
無意識下で燃える炎をクールに諦めでやり過ごしてアツくないフリをするのか
たとえ小さくても温かい炎と感じて薪をくべ続けて大事にするか、この違いは大きいなと感じました。
いずれにしても、自分自身が決断して選んでやっていることです…なんでも、自分次第。

YouTubeの映像は10分づつ位に分かれていたのですが、一続きになっていたら
涙がキラリ、を避けられなかったことは、間違いありません。(よかったのか、悪かったのか…)


(Written by Kumako.)

投稿日時: 2008年12月4日 4:21 PM