ここ1年間ほど立ち上げを支援している銀行準備会社にて、
昨日より、事務センターで働く契約制社員(有期雇用の従業員)
の採用が始まった。
昨日は、1日でかれこれ20人ほどの面接をこなしたので、
終わった後はぐったり(^^;)。
これまでも、その銀行の立ち上げを担う社員の採用を進めてきたが、
応募数が延4000人を超え、採用者数も100人を超えた。
面談につぐ面談の日々であったが、さすがに1日に20回の面談をした
のは昨日が初めてだった・・・・・・
契約制社員は、これまで主婦をしていてパートでも働きたいという人も
含まれているので、昨日はとにかく色んな人と面接をした。
年齢も20~60歳まで、経験業界もとにかく幅広い。
洋服売り場の現場責任者を20年以上もやった礼儀正しい婦人や子供
が高校生になり、再度銀行で働くべく応募してきたしっかりもののお母
さん、などなど・・・・・・
面接では、各人のスキルと人物(能力、意欲、人柄など)を判断し採用
の可否を決める。判断がぶれないためにも、面接官は必ず2名ペアで
面接を行うことにしているが、私が改めて驚いたことは、私と組んだ相
手との評価がほどんど一致していること、、、だった(^^;)
さらに、面接時間(20~30分)が短いので、職歴書などから読み取れ
るスキルの判断はともかく、人物面の評価には限度がある。
私も採用のプロとして、短時間でも人物面を見抜くすべを身につけてき
たと思っているし、自分の判断にそれなりに自信を持てるようになって
きたと思っている。
にもかかわらず、それほど面接の経験がなかった相手方と、その評価
が一致するということはどういうことなんだろう、、自分のこれまでの
経験はなんだったんだろう、、、と少し落ち込んでみたのですが(^^;)
よくよく考えてみると、やはり、
「自分のことはわからないけど、他人のことはよくわかる。」
ということなので、この現象はある意味当たり前だな、と気づき、再び気
持ちをとりなおすことになりました(^^)v
さらに、これまで3000人以上の面談をしてきた経験も重ねた上での私な
りの結論は、
「見た目が口以上にものをいう」
ということだ。
実は、見た目(服装や、しぐさ、表情、受け答えの際の姿勢、目の輝き等)
には、その人の意欲や人間性、思考力などすべての要素がでてくる。
例えば、サービス業では欠かせないお客さま志向のある人は、かならず
面接官や受付の人の仕草を良く見ていて、つねにこちらの気持ちを汲み
とろうという姿勢がみえる。
また、戦略コンサルの採用担当が以前言っていたが、「面接部屋に入っ
た瞬間に採用するかどうか決まる。採用する人は、部屋に入った瞬間に
何かキラリ輝いているものがあるんです。」 とのこと。
その人の意欲や能力、人間性は見た目に出るんですね。
それから、服装も大事で、服装をみれば、その人の今回の面接に対する
姿勢がよくわかる。服装がぱっとしないからという理由で、不採用にする
ということは、ありえないが、採用不採用の結果をみると、服装と採用の
可否との関連があることは確かである。
普段着のままで面接に臨むひとも数名いたが、その方々のほどんどが、
仕事を趣味の延長でしか考えていなく、ミスが許されない事務センターの
仕事はとてもまかせられないと思った。
逆に、これまでは主婦をやっていたが、子供も大きくなってきたので、再度
働きたいという女性が数名いたのですが、その方々はやはり育児後初めて
仕事に臨むという状況のせいか、並々ならぬ意欲をみせており、
もちろん服装もシャキッとしていた。
今回面接をやって気づいたことは、特に女性の場合は、その人の意欲が
服装や髪型に現れるということだった。
(男性の場合は、基本皆スーツでネクタイなので、服装ではあまり差がでな
いんでしょう(^^))
「人は見た目が9割」
ということ、皆さんも是非意識してみてください(^^)
投稿日時: 2007年5月21日 12:35 AM トラックバックURL