8月25日(土)社会起業大学オープンセミナーにご登壇の株式会社ベアーズ髙橋ゆき専務取締役は、
本当に素敵な方で、もちろん経営者としても素晴らしいが、とてもかわいらしく、愛情たっぷりで、本当の意味で女性らしさ満載な方だ。
こんなにも女性らしい起業家はかつていただろうか。
これまでの女性起業家のイメージは、男性をも凌駕する気迫をもち、そして弁も立つとても屈強な感じであった。
しかし、髙橋ゆきさん(通称:ゆっきーさん)は、これまでの女性起業家のイメージを良い意味で覆してくれる。
そう、まさしくこれからの新しい時代において、女性らしさがビ本当にジネスや企業経営に生かさせるようになることを予感させてくれるのだ。
ゆっきーさんが、家事代行のベアーズ社を、旦那さんと一緒に立ち上げたのは、日本には家事代行という業態がないことに気がついことがきっかけとのことだ。
香港では、プロフェッショナルな家政婦がいて、子供を産んで育てながらでも仕事に十分に打ち込めた環境があったにもかかわらず日本には、そんなプロフェッショナルな家政婦がいなかったのである。
「無いなら創ろう!」
旦那さんと一緒に家事代行の会社を立ち上げたものの、金融機関も含めて、多くの人が、
「そんなもの上手くいくはずはない、日本には家事代行の文化が根づいていないのだから。」
といって、相手にもされなかったそうだ。
しかし、香港での経験を持っている髙橋夫妻は、必ず日本にも家事代行が必要になるという信念をもち、粘り強く事業を続け、今や、4300人のベアーズレディーを擁し、カンブリア宮殿にも取り上げられるなど世間の注目を集める会社に成長している。
そんなベアーズ社も、今思い返せば、最初の7年間は暗黒の時代だったとのこと。
やはり、社会に根づいてないものを事業にしていくのは、それだけ大変であるともいえる。
自らの原体験と強い信念に基づいた事業活動が、そういったつらい時期をも乗り越えさせてくれる。改めて身近な問題から発した思いや信念の大事さを感じた。
まさしく身近な社会的な課題を事業をもって解決する社会起業家として先を行く先輩として、今後の益々活躍を期待したいと思うし、その背中を追えるよう、私たち社会起業大学そしてメンバーも頑張っていきたい、そう決意した一日だった。
投稿日時: 2012年8月29日 7:19 PM トラックバックURL