2010年4月に開校した社会起業大学。
日本初の社会起業家育成に特化したビジネススクールとして
スタートし、4年余りが過ぎました。
社会課題を事業を通して解決する「社会起業家」という
コンセプトは、開校当時は、日本ではまだ新しく、
新鮮な切り口としての注目を浴び、着実に入学者及び
社会的認知の獲得を広げてこれたと思います。
ただ、4年もたってくると、ものめずらしさだけでは
売れないようになってきており、新たな変化が必要に
なってきているのは明らかでした。
しかし、それまで取ってきた施策は、それまでの延長線上に
あるものばかり、まさしく、これまでの成功体験の弊害が
出てしまったケースです。
結果、入学者が伸びず、もがき苦しむことになるのですが、
この悪戦苦闘の中で出てきた方針は、過去の成功体験を
捨てること、そして、失敗を恐れず、新たな挑戦を
続けることです。
社会起業大学のコンセプトに「挑戦者」という言葉を
新たに入れたのも挑戦を続けるという意思表示です。
「持続的な経済発展を遂げるためには、絶えず新たな
イノベーションで創造的破壊を行なっていくことが大事。」
と経済学者のシュンペーターが説いたですが、まさしく、
その状況を身をもって体験することとなりました。
人は経験から学ぶ生き物。
私も例に漏れず、自らの経験をもって、創造的破壊の意味を
頭だけなく、体と心でも理解できるようになったと思います。
リスクを恐れず、絶え間なくイノベーションを起こせる企業が生き残る。
持続可能な会社、そして持続可能な社会を創るためにも、
果敢に挑戦する気持ちを持ち続けようと、改めて心に誓いました。
機会があれば、皆様の挑戦についてのお話も伺えればと思っております。
投稿日時: 2014年8月15日 10:23 AM トラックバックURL