転職サポートをしていて、よくあるケース。
それは、企業が求めるスキルは十分に満たし人柄もとても良いにもかかわらず、最終面接で不合格になること。
不合格の理由は、志望動機が曖昧だとか会社の文化にフィットしない、など様々ですが、
要は、その会社の社長や役員の方との相性が合わなかったということなのです。
この相性については、とにかく会ってみないとわからないというのが、転職サポートの仕事の難しさですし、奥深さでもあります。。。
相性の良い人、悪い人、どんな人にも必ず、双方があるのですが、仕事をしていく上で、相性の良し悪しは関係なく、どんな人とも上手くやれないと一人前と言えないのではないか、と思っている方、多いのではないでしょうか。
私もかつてはそう思っていました。
なので、私が銀行員の時には、敢えて苦手な人と時間を過ごしてみたり、何とか上手く付き合う方法を無理して試行錯誤していたものです。
しかし、起業してみて気づいたことは、結局、仕事を下さる方々は、私と相性が合う方ばかりということ。
つまり、自分と相性が合うなと思う人となるべく過ごすようにしたり、その人からの依頼事を優先的に対応することが、ビジネスを成功に導く大きな要因の一つになるということです。
自分と相性の良い人だけと仕事をしたいと思ったら、起業やフリーランスになるのがよいでしょう。
では、企業勤めだと、相性を活かすのは難しいのでしょうか。
私はそうは思いません。
会社の中で相性が合う人をみつけ、なるべく一緒に仕事をする機会をつくるよう工夫することはできるでしょう。
ただ、相性が悪い人との付き合いもせざるを得ないのも事実です。
特に、上司やチーム内に相性が悪い人がいたら、なかなかしんどいものです。
こういった場合も、相性が悪いことを自分が理解し、その相性の悪さを無理に乗り越えようとせず、一緒に過ごす時間を極力減らす工夫や無理して自分の意見を通そうとすることなどを避けるとよいでしょう。
相性が悪い人と口論すればするほど、泥沼にはまっていきます。
自分の中で、相性の良し悪しが必ずあることを理解し、なるべく相性の良い人と時間を過ごすようにしつつ、
相性の悪い人と過ごす時間を減らしたり、多少嫌なことがあっても相性が悪いからしょうがないな、と考え後に尾をひかないようにするのです。
そして、相性が良いなと思える人を自分の周りになるべく多くいるようにしていくこと。
そうすれば、企業勤めであってももちろん起業したとしても、成果をしっかりと出していけるでしょう。
是非、この機会に、自分の周りに相性の良い人がどれだけいるのか考えてみて、
そして、一人ずつ増やしていかれてはいかがでしょう。
投稿日時: 2021年3月15日 4:17 PM トラックバックURL