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田中の部屋
「 五十にして天命を知る 」

先月、お陰様で私は50歳を迎えることができたのですが、改めて、題目にある孔子の有名な言葉に触れ、さて、天命を知るにいたっているのかなと思います。

バブルに浮かれていた若いころは、50歳男性と聞くと、定年前の窓際なおっさんというイメージだったので、その年齢に自分が至ったことに不思議な感覚をいだきます。

一方、人生100年時代を考えると、ちょうど中間にさしかかっただけで、これからの50年をいかに生きていくのかを考えれば、まだまだなんでもできそうな気にもなります。
そう考えると、バブル時代とは人生やキャリアに対しての考え方が随分と変わった気もします。

私と同世代の方々のキャリアの悩みも、60歳もしくは65歳を超えても、どのようにして社会に貢献し働いていけるか、というものが多くなっています。

企業が40代後半から50代の方を採用するのは、よっぽど専門性が高いか、経営力がある場合です。
なので、この世代にとって、転職という選択は難しくなります。

ただし、よくよく考えてみると、仮に運よく他の会社に転職できても、65歳には定年を迎えるわけで、65歳以降も働けることにはなりません。

そこで、私が転職相談の際にお勧めするのは、60歳以降を踏まえて、5~10年の準備期間で、会社を離れても、フリーランスもしくは起業という形で収入が得られるように準備をしておくということです。

半年や1年のうちに独自で収入が得られるように、と考えると難しくなりますが、3~5年、さらには10年かがりで準備をすれば、出来ないことはないと私は思っています。

自分が会社を離れた際に、どんな仕事をしているのか、どんな仕事をしていたいのか、今からイメージしながら、徐々に準備をしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、50歳になった私の天命は、と考えてみると、現時点では、
「社会を一ミリでもより良くする実践者を生み出していくこと」
になると思っています。

投稿日時: 2019年12月15日 12:40 PM トラックバックURL

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