7月に帯状疱疹をやった後、ようやく体調が戻ってきたなと思っていた9月初旬、
風邪と埃で、喉をやられている状態にもかかわらず、
無理をして講義をやったために、急性咽頭炎になってしまい、
5日間入院するということになってしまいました。
これまで入院したことがない私にとって、とてもショッキングな出来事
だったのですが、やはり年と共に衰える体力を認識するとともに、
健康体を維持することに、これまで以上に気をつかう必要性を痛感しました。
ただ、悪いことばかりでもなく、良いこともあるのが世の常。
良かったことは、私がこれだけ会社を休むことになったにもかかわらず、
ちゃんと会社がまわっているし、それも私がいるとき以上の動きをしている
ことに気づいたことです。
自分の子が、いつの間にか大人になっていると感じた感覚と
とても似ていて、寂しさとうれしさを同時に感じる瞬間でした。
田中さんは特に責任感が強いから、なるべく人に仕事を任すように
した方がよいと、よくアドバイスをもらっており、自分としても
任しているつもりではあったのですが、
今回の入院を機に、仕事を任すという感覚が、本当の意味でよく
わかった気がしています。
これまでは、仕事というよりは作業は任せていたけども
重要な判断は自分でやっていた、そんな構図だったなと思います。
しかし、入院していた時は、判断も含めて任せるしかない状況
だったのですが、任せるってこういうことかと体感できたようです。
“任せる”というよりも、“ゆだねる”と言った方が、適切かもしれないですね。
この感覚がわかってからは、かなり精神的な負担が減ったような気が
していて、ある意味、初めて味わう境地でもあります。
わかってはいても、なかなか仕事を任せられないな、と思っている方は、
是非、部下や同僚、もしくは上司を信じてゆだねてみる、ことも
やってみてはいかがでしょうか。
投稿日時: 2016年10月15日 5:27 PM トラックバックURL