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田中の部屋
「  転職以外の選択肢  」

「今の仕事にやりがいを感じられず、もっと社会に貢献できる仕事につきたい。」

「今のままだと自分の価値が上がらないと感じている。」

「先のことを考えると、このままだとまずいと思っている。」

転職相談にお越しになる方に、転職活動を始めた動機を聞いてみると、上記に近い回答の方が、結構います。

これらの場合、私は転職をお勧めしません。

代わりに、今の職場で他にできそうなことを探してみたり、副業をするとか、副業が難しい勤め先でも、ボランティア活動や地域貢献活動など今まで接してこなかった人や組織との接点を持つために活動することを勧めます。

これらの活動は、自分の本当にやりたいことや強み、社会へのお役立ちポイントを見つけるためでもあります。

一方、福利厚生がよかったり、給与水準が高めだったり、企業風土がよかったり、勤務している会社より良い条件の会社もあるでしょう。
しかし、その改善の幅が、期待していたようなものではないことを、転職してから気づくことになります。

一方、転職に際して、それまで勤務先で培ってきた社内も含む人間関係などを捨てることになりますし、新しい勤務先で上手くいかないリスクがあるなど、負うべきリスクも結構大きいのが実際のところです。

つまり、「転職」というリスクの高い選択肢をとるのであれば、それなりの理由がある方がよいということです。

例えば、自分がどうしてもやりたいことがあって、その実現のため、とかやっぱり好きなことにかかわる仕事につきたい、とか将来プロフェッショナルを目指し、そのスキルを磨くため、など。

それらの理由を見出すためにも、自分の興味のあることに接してみたり、セミナーに参加してみたり、社会起業大学のようなビジネススクールに通ってみたり。

転職を決断する前に出来ることは、実はたくさんあります。

人生100年時代を豊かに生き抜くためにも、転職以外の選択肢をいくつか持ってみてはいかがでしょうか。

投稿日時: 2019年10月15日 3:34 PM トラックバックURL

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