コロナ第3波の中、飲食店の営業時間制限等も始まり、先行き不安が広がっています。
リモートワークが定着する中、働き方も含め今後のキャリアについて真剣に考えている方が多いのではないでしょうか。
今回は、改めて、キャリアチェンジの具体的な手段としての転職について、メリットやデメリットを再考してみます。
転職は、年収やポジションを上げるため、そして、自分のやりたい仕事につくために有用な手段であることは間違いないです。
求人サイトをみていて、やりたい仕事や興味のある仕事が掲載されていると、ついつい応募することもあるでしょう。
しかし、転職市場では、経験者、いわゆる即戦力を求める傾向がつよいので、やりたい分野であったとしても、経験がないと転職が難しいのが現実です。
そうはいっても、自分のやりたい仕事に近づくため、年収を落としてでも挑戦する場合は運よく挑戦できる機会が訪れることはあるので、どうしてもやりたい仕事がある場合、年収よりも仕事内容を優先して転職活動をすることをお勧めします。
ただ、私のこれまでの転職サポートにおいて多くの方が、年収はあまり下げたくないという意向が強く、実際は実現しないケースが多かったように思います。
一方、経験やスキルがある分野では、年収及びポジションをあげるための手段として転職がよいのは事実です。
ただし、この場合も、転職のリスクを理解しておくことが重要でしょう。
そのリスクとは、転職先の上司や仲間、企業文化と合わないリスクです。
採用面接を通して、ある程度わかる部分もあるものの、実際一緒に働いてみないとわからないことの方が多いし、採用時に話していたことと違うことが起こることは念頭においた上で、転職するべきです。
もう一つ、転職の際に考えておくことは、今の勤務先で培ってきた見えない資産をなくすということです。
慣れ親しんだ会社では、わからないことや自分が出来ない仕事を頼める人達がいて、こういった人脈はとても価値があるのです。
こういった見えない資産の価値も理解した上で、それ以上の価値があると感じられる転職をするのがよいでしょう。
転職のメリットデメリットの再考は以上になりますが、転職をお考えの方々のご参考になれば幸いです。
投稿日時: 2020年12月15日 4:14 PM トラックバックURL