不思議なご縁があり、神経科学及びリハビリテーション分野で大活躍を
されている慶応大学病院の先生と一緒のプロジェクトにかかわることに
なりました。
その先生のモット―が、不可能への挑戦。
実際、これまで回復が不可能とされてきた重度の脳性麻痺を抱えた方々の
指や肩そして脚を、神経科学と最先端ロボット工学の融合により、
回復へと導いてこられているのです。
先生ご自身も不可能への挑戦ということで、55歳から野球を始めて、
120kmの球を投げることを挑戦し、見事2年目に達成をされたそうです。
その不可能へのあくなき挑戦の姿勢や行動力が本当に素晴らしいのですが、
その不可能を可能にできる、一つの重要な要素について、
ある機会に見つけることができました。
それは、最近の命の危険をも感じる猛暑の中でのことです。
先生とお会いした際に、
「もう暑くて死にそうですね。」
と私が声をかけた際に、先生は、こうおっしゃいました。
「暑さにも慣れてきました。暑さに慣れるとこれも楽しめるようになります。」
私はびっくりするとともに、なるほど、とも思ったのです。
先生の変化への適応力、そして、どんな変化も自分のものにしようとする
底知れない吸収力。これも不可能を可能にする原動力なんだと。
まだまだ、猛暑は続くと思いますが、それを嫌がるよりも、適応することで、
楽しめるぐらいにまで昇華させること、皆様も一緒に挑戦してみませんか。
投稿日時: 2018年8月15日 3:00 PM トラックバックURL