自分が向いていることを見つけるのは至難の業である。
なぜなら、自分のことこそ、よくわからないものだからだ。
例えば、キャリアカウンセラーになりたいといっている人の中には、どうみても人が相談しにくそうな雰囲気を持っている人もいたりするが、そういう人は、いくら産業カウンセラーなどの資格をとったところで、キャリアカウンセラーの仕事を職業にするのは難しい。
自分がやりたいと思ったことを追求することは大事なことではあるけども、
もう一つの大事なことは、
「他人の評価に耳を傾け、それを受け止める」
こと。
結局職場でも評価するのは他人である上司であるし、自ら独立して商売をやったとしても、評価をしてお金を出してくれるのは他人であるお客様。
他人から何か言われるのは、本当は嫌なことだし、出来れば避けたいことなのだが、敢えて、他人の評価に自分をさらすことによって、本当の自分の強み、自分が向いていることが見えてくる。
どんな道でも、一流と言われている方々は、きっと常に他人の評価に自分自身をさらしながら、自分を鍛錬している方々なんだと思う。
自分に本当に合う仕事をみつけるために、やりたいこと探しもいいが、
まずは、自分を他人の評価にさらすことから始めてみてはどうか。
そこから、きっと自分にしかない強み、自分だけの宝物が見つかると思う。
”自分をさらけ出すこと”
それが自分に向いている仕事を見つけるための近道であることは間違いない。
投稿日時: 2012年8月18日 11:55 PM トラックバックURL